こんにちわ。
YotuTubeで、癒される場所を紹介している「Healing Spot Japan」です。
今回は、広島市に住んでいる方も「知らなかった!」と言われることの多い「小己斐島」を撮影してきました。
まずは、「えっ?あそこに?」と言われそうな場所のご紹介から。
▲JR井口駅のすぐそば 西区井口明神の小己斐島
地図でもわかるように、島なのに周りは海ではなく住宅です。
実は、「小己斐島」のすぐ裏は線路。
このJRが走っているラインから、南側は海だったんです。
1966年から始まった大規模な埋め立てにより、周辺は住宅地や学校になったのですが、この「小己斐島」は、宮島との深い繋がりがある場所。
平安時代に厳島神社造営の際、この奥にある鈴が峰の山から木を切り出して、宮島へ運んだそうです。
この島の名前で検索すると、海に面した小己斐島の白黒写真を見ることができます。
この歴史ある島を継承するため、どれだけ多くの方が尽力されたのかわかりませんが、現在、住宅地の中に残された古い歴史を語る島の史跡として残されています。
▲小己斐島を囲むように瀬戸内海の水が流れ込み、ボラやチヌなども。
ところで、以前、広島の老舗和菓子店「平安堂梅坪」に、「小己斐島」という饅頭がありました。
私は、これが大好きで…
県外の方へのお土産には、もみじ饅頭ではなくこちらを持参していたくらい。
ただ、この饅頭が好きでも、当時、「小己斐島」の存在は知りませんでした。
なんで、この名前なんだろう?
なんで、黄土色の饅頭なんだろう?
なんで、こんもりした形なんだろう?
と、思っていたのですが、最近になって「小己斐島」を知り、実際に行って見て「あっ、あの饅頭だ!」と納得。
「小己斐島」は、あの饅頭の形そのものだったんです!
いえ、あの饅頭は、「小己斐島」にそっくりだったと言うべきですよね。
黄土色の小さくこんもりした島。
あの饅頭は、広島・宮島という歴史を感じる想いのこもった饅頭だったのではと。
今は、製造していないのが残念です。
復活希望!
この声が届くと良いなと思ったりします。
地図で見る通り、現在はマンションや学校に囲まれていますが、この「小己斐島」を前にして座っていると、古代の人々が宮島という神の島に想いを馳せて、毎日毎日、船を出していたそんな風景が脳裏に浮かんできます。
ちなみに、島を囲む瀬戸内の海水、さらに松の木々が円形で囲まれた趣のある史跡の前で、私は正座で座り込んで撮影しています。
通りすがりの人は、
「えっ?」
って、感じで見ていきますが、実は、撮影中はだいたい正座が多いんです。
たいした意味はありません。💦
その方がしっくりくると言うか…まぁ、下半身がどっしりしているということになりますね。
ブレない良い映像が取れます。
▼それでは、夏の風物詩である風鈴の音と蝉の声をお楽しみください。
※Youtube「Healing Spot Japan」は、ポジティブな生き方を応援する「3つのCプロジェクト」が運営しています。